MY STORY
わたしの歩み
出版社でのコンテンツ企画から、だしソムリエ®の創設、食の商品づくり・ブランドづくりへ。
興味を持ったことを掘り下げ、新しい切り口で形にしてきた、わたしの歩みをご紹介します。
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(出版社時代。写真家のアラーキーこと荒木経惟さんと撮影したもの)
出版社で、企画する楽しさを知った。
大学卒業後、TOPPANホールディングス(旧・凸版印刷)のマーケティング部を経て、講談社のコンテンツ企画の部署に所属。占いコンテンツや小説企画に関わっていました。自分が企画したものがヒットすると、うれしくて、楽しかった。その感覚は、今でも覚えています。
自分の興味と、受け手の興味をかけ合わせて想像して企画する。どんな切り口なら興味を持ってもらえるだろう。考えて形にし、届けることが好きでした。
その後、扱うテーマはだし・食へと変わりましたが、ゼロから企画する楽しさは変わっていません。だしソムリエの資格講座も、商品づくりも、ブランドづくりも、その延長にあります。
(写真は、写真家のアラーキーこと荒木経惟さんと撮影したもの)
時代が「だし」を”求めていた”。
かつお節を中心とした卸業を営む実家に相談され、だしパックの通販を考え出した2008年暮れ。「だしソムリエ」を思いつきブログ開設。そして商標登録。
2009年には大手通販媒体二社で通販をスタート。
その後、出版社出身でもあるわたしは、「物を売る」だけに興味が持てなくて、「だし」を知って興味を持ってもらうためのコンテンツ、すなわち「資格」を作りたいと思いました。
食の資格が注目されていたころというのもあります。
「だし」に関する知識や知名度は現在とは比較にならないほど低かった。
「知ってほしいな」と思いました。
(瀬戸内海の伊吹島に現場見学したときのもの)


だしソムリエ誕生の前夜。
2009年秋に、実家のだしパック商品を通販媒体で取り上げてもらったあとは、「だしソムリエ」資格講座を作ろうと画策。
さまざまな食の資格講座を受講してみました。
そして、かつお節の産地である鹿児島・枕崎や静岡・焼津や、昆布は北海道各地、いりこは瀬戸内海の製造現場の見学をしたり、現場の人の話を聞いたり、本を読んだり。料理人の人に話を聞きに行ったり。
そして見聞きしたり得た知識をもとに、友人にだしの試飲をしてもらったりして、テキストをまとめていきました。「いつオープンしようかな?」と思っていたそんなころ。
2011年があけると、公式サイトから一本の取材依頼が入りました。
奇しくも東日本大震災の直前。東京都内のフリーペーパーの会社からの取材。わたしはそこでやっと、資格講座のオープンを決意しました。
(2011年6月にスタートした「だしソムリエジュニア(現3級)」)
毎週、毎月、取材の嵐。
2011年6月に「だしソムリエジュニア (現3級) 」スタート。
フリーペーパーを見た方と、友人・知人を中心に24名が集まってくれました。
その後も毎月のように開催し、毎回10-20人が受講。
広告について真剣に考えたことはほとんどなく、だいたいFacebook広告を月に数万入れる程度で、あとは検索と口コミ。
回を追うごとに取材の頻度も増えて、テレビ、新聞、雑誌、地方のメディア・・
そんな状態が2018年くらいまでは続きました。
各地の認定講師も増えていきました。
(テレビの取材を受けたもの)


小さな違和感が無視できなくなった。
冒頭に「素材の数だけだしがある」と書きました。
これは、わたしが、だしソムリエとしての話を期待されるときに、真っ先にお伝えすることです。
なぜなら“だし”というと、「昆布やかつお節、煮干しだよね」「日本に特有のものなんだよね」の解釈をされることが多いからです。
確かに、「だしソムリエ」の資格講座のテキストではそれがベースになっている。
例えば昆布だしだけでも5種類の紹介、飲み比べがあったりする。製造現場について、栄養とうま味について学べる。
資格講座としてお金を出していただいて教養を深める場としてはそれは正しい形。
試験もあるから「正しい事実」を伝えることに価値がある。そして受講している仲間もそんな「だしの世界」に興味がある。
でも「それだけじゃない」の声が無視できなくなり、さらに「わたしはもっと大切にしたいものがある」ことに気づいたのです。
「ゆるだし」の世界へ。
だしソムリエの資格講座を何度も開催したり、だしを試飲したり、料理したりしているうちに、あることに気づきました。
①「肉や玉ねぎ、にんじんなどもだしの仲間になる」
👉なぜなら、素材を炒めたり煮込んだりすると、”素材のうまみとおいしさ”=だし、が出てくるから。
②「”だし”も、お茶もコーヒーも原理は同じじゃないか?」
👉なぜならどちらも、乾物をお湯に浸して、素材のおいしさやうまみを抽出するものだから。
③「豆乳や牛乳やトマトジュース、オレンジジュースも、みんな原理は同じじゃないか?」
👉なぜなら、素材を攪拌して液体にしたものだから。そこには素材のおいしさとうまみがある。
④「ビールも日本酒もワインも、だしの仲間だよね?」
👉ビールは麦芽が、日本酒は米が、ワインはぶどうが発酵して作られるもの。
すべて元になる素材があって、おいしいお酒になっている。
こんなふうに「正しいだしのとり方」という世界から一つ出た世界が「ゆるだし」の世界です。

そして、世界へ。
だしソムリエの活動を通じて、素材を知り、人と出会い、食の可能性を考えてきました。これからは、日本で培ってきた経験を携えて、海外の食や暮らしにも触れていきたいと思っています。
各地の素材や料理、人々の感性に出会い、そこから何が生まれるのか。自分の興味と、受け手の興味をかけ合わせながら、新しい商品やブランドの可能性を探っていきます。
構想中の「YURUMU」も、そのひとつ。これまでの経験を土台にしながら、もっと自由に、世界へと活動を広げていきたいと考えています。
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